一般的に、看護師という職業において、髪色のトーンはカラースケールによって決められている。カラースケールというのは、病院だけでなく企業でも採用している髪色の基準である。看護師の場合、基準は病院によって異なってはいるものの、一般的にはカラースケール7番が基準となっている。このカラースケール7番というのはどれくらいの明るさかというと、明るすぎず、それでいて暗くもない常識的な髪色だ。ただ、先にも述べたように病院の規則によって大きく異る。カラースケール6番までという厳し目の基準を設けている病院もあれば、髪色のトーンについては8番といった緩い基準を設けているクリニックもある。例外的に、美容外科は美容医療を提供する特殊な病院ということもあり、髪色のトーンに制限は設けていないところもあることを知っておこう。とにかく、髪色に関する病院のルールがあるところは、それを意識して髪色を変えることが重要だ。加えて、注意をする必要があるのは、髪の色味だ。同じカラースケール7番でも、色味によって明るさが大きく異なる。例えば、カラースケール7番のブラウンは落ち着いた色味であるのに対し、アッシュやゴールドだとかなり色味は明るくなる。そのため、カラースケールの規則を守っていても、色味によって明るくなりすぎてしまい、先輩看護師から注意を受けるケースも少なくない。そうならないよう、病院のルールには十分に気をつけ、明るくなりすぎないよう注意が必要だ。